漫画 『ボディーガード』

TECTON代表が作った漫画

ヴァンパイア

太陽光にあたれない病の少女

寂しがりやで友達が欲しい。

猫だけが友達。

 

息子を事故で亡くしたドラキュラ

夜にしか活動できず、人間の血液を食物とする。

 

ある日、ドラキュラが人間を探して飛び回っていると

猫を探している迷子の少女に出会う。

ドラキュラは血を吸おうと近づくがドラキュラは

少女の純粋な眼差しと息子の面影が重なり血を吸うのを躊躇する。

少女はドラキュラに、友達になってほしいと頼む。

ならば食事を持ってこい、と少女に命令する。

少女は家からおにぎりを持って来る。

どうやら少女が作ったようだ。

ドラキュラは断るに断れずおにぎりを食べる。

うえぇ、胸が焼けるようだと悶えるが、

少女には美味しいと一言添える。

夜、毎日会う約束をする。

 

二人で色々遊ぶが

ドラキュラは日に日にやせ細っていく。

少女はそれを心配し、理由を聞く。

ドラキュラは、自分はドラキュラで血がないと生きていけないことを告げる。

 

少女は私の血を飲んで、とドラキュラに言う。

ドラキュラはひどくまいる。

 

ドラキュラは自分の住処に戻り

どうしたらいいかと星に聞く。

 

すると星は答える。

一週間、少女の持ってくる食事をとることができたらお前を人間にしようと

返事が来る。

 

ドラキュラは少女に人間と同じ食べ物を

食べさせてもらおうと頼み、

少女は毎日おにぎりを持っていく。

 

人間になれる条件の最後の1日、

ドラキュラは我慢ができず人間の血を求め探し出す。

 

すると、少女が崖から落ちそうになっているところに遭遇する。

ドラキュラは全力で少女を助ける。

ドラキュラは力つき倒れこむ。

少女はドラキュラにおにぎりを食べさせる。

するとドラキュラはうまいうまいと喜んで食べ出す。

 

ドラキュラは人間になったのでした。

END

INORGANIC 0000593

原発が暴走し、人類が火星へ移住した後の残されたロボットたちの日常。
0000593という数字は、原発が暴走してから593年たった日、という意味。

INORGANIC 0000781

この動画の781年前、原発が暴走し、人類が火星へ移住した後のロボットたちの日常。

INORGANIC 0000320

ー時計台の音楽隊ー

原発の暴走で人間が地球から火星へ移住し、320年後、人間のシモベとして働かされるために作られたロボットが地球に残され、そのロボットの子孫『ニキ』のお話。

ニキは時計台を眺めていた。

生まれる前から街の中心に建てられた時計台は、とても我らロボットたちが作るような建造物とは異なっていた。

あれは神か宇宙人が作った時計台だ。

そう言われてきた。

ニキはその時計台が大好きだ。なぜなら、そこには一定の時刻になると音楽隊が時計台のてっぺんの大きな扉から現れ、演奏を始めるからだ。

ニキはその演奏がとても好きだった。

ニキはいつしか、その音楽隊と一緒に演奏したいと願うようになった。

指揮者と握手し、演奏家と並んで、トランペットを吹くのだ。

ニキは手元にある布袋を手のひらにひっくり返し、小銭を全て数えた。

ニキは楽器屋に向かい、一番安いトランペットを買った。

喜びと夢を胸に、河川沿いで練習を重ねた。

路上で演奏し、行き交う人々にチップをもらえるほどの腕前になった。

バケツいっぱいになったチップで、ニキは飛空車を買った。

その飛空車で、時計台のてっぺんへ向かった。演奏家たちの元へと向かったのだ。

やがてニキは時計台の演奏家たちの前にたどり着き、演奏家に話しかけた。

しかし、なんの反応もなく、無視されてしまった。

やがて演奏は終わり、時計台の扉は閉まり、真っ暗な舞台裏へとニキは残された。

演奏家たちは動かなくなってしまったので、ニキは演奏家の肩を軽くポンポンと叩いた。

すると、その演奏家の頭が、ぽろっと音もなく取れてしまった。

ニキは愕然とした。

そこでニキは、時計台の演奏家たちは、作り物の人形だったことに初めてきづく。

日が暮れる公園のベンチで、ニキは悲しみに暮れる中、夕日に向かいトランペットで演奏した。

遠くの方に、胴体の長い車、リムジンに乗った金持ちそうなロボットが、遠くの方からトランペットの演奏が流れてくることに気づく。

ニキが演奏を終えて帰ろうとすると、リムジンに乗っていたロボットが話しかけてきて、我が音楽隊に入隊してくれないか?と話しかけてきた。

ニキの演奏が、音楽隊の楽長の目に留まったのだ。

 

ある日、街の中心部にある音楽ホールで、演奏会が開かれた。

そこには、ニキの姿が見えた。

ニキは音楽隊とともにトランペットの演奏をし、指揮者に握手した。

時計台の音楽隊が、ワタシをここの舞台へと連れてきてくれたのだと、ニキは時計台の音楽隊に深く感謝するのだった。

END

 

▲ロボットの『ニキ』

▲街の中心の時計台

小人のヌクモリ

知っていますか?

幸せな家庭を育む家には、小人が住み着く、ということを・・・。

ある夫婦から女の子が生まれて間も無く、その家に小人が住み着き始めました。

小人は、小さな子供にしか見えません。

夫婦は、小人のことなどちっとも気がつかず、幸せな生活を暮らしていました。

生まれたばかりの女の子とともに・・・。

女の子が大きくなって、喋れるようになると、小人と女の子はよく話すようになっていました。

女の子の名前はリラ。

「ねぇ、お名前はなんていうの?」

「わしか?わしの名前はヌクモリ。リラが産まれた時からずっと一緒だったんじゃよ。」

「ずっと?」

「ずっとじゃ。」

「ヌクモリの鼻はどうしてそんなに大きいの?」

「リラが美味しいものを食べられるように、おいしいものを嗅ぎわけるためじゃ。」

「ヌクモリは、どうしてそんなに背がちっちゃいの?」

「リラがどんな狭い場所に迷子になっても見つけられるようにじゃ。」

「ヌクモリはどうして真っ白なヒゲが生えてるの?」

「リラが良い人に出会えるように、ヒゲが生えるくらいトシを取って人を見分けられるようにじゃ。」

「ふ〜ん。」

ヌクモリが言うように、リラのすぐそばにはいつもヌクモリがいました。

リラが保育園へ預けられる時も、小人はポケットの中に入って一緒にいたし、

小学校に入学する時だって、体育館でクラスメートに踏み潰されないように走り回っていました。

給食の時間もいたずらっ子のカジ君にピーマンをたくさん入れられないように見張っていました。

リラとヌクモリはいつも一緒でした。

リラは幸せに包まれていました。

大きくなった、リラには好きな男の子ができました。

リラは男の子と毎日毎日たくさん遊んだので、ヌクモリとはあまり遊ばなくなりました。

そんなある日、リラの大好きな男の子は遠くへ引っ越してしまいました。

寂しくなってヌクモリのことを探しましたが、どこにもいません。

部屋中どこを探しても見つからず、ぼーっと外を見ていて、ふと気付きました。

ヌクモリがいなくても、おいしいものを嗅ぎ分けられるし、迷子にならないくらいこの街のことも知れたし、人を好きになることも出来るようになったことに。

ヌクモリのおかげで私は自分で幸せを見つけられるようになったんだ。

リラは立ち上がって大きく深呼吸をしました。

勉強だって人一倍頑張るし、また恋だってする。

リラは大人になりました。

そう、ヌクモリはどこにもいなくなったのではなく、リラが大人になったのでヌクモリが見えなくなっただけなのでした。

そして、リラは大人になって家族が出来ました。

ヌクモリのことは忘れてしまって、赤ちゃんを抱きながらぼーっと外を眺めていた時、

赤ちゃんが窓辺を見てきゃっきゃと笑いだしました。

「どうしたの?何か見えるの?」

「・・・リラ、いつも一緒じゃよ。」

優しい白いひげを生やしたおじいさんが、ニコッと笑ったような気がしたのでした。

終わり